レスベラトロールは長寿だけでなく健康増進にも

レスベラトロールは人の体内に眠る長寿遺伝子を、活性化して目覚めさせる働きがあります。レスベラトロールは赤ワインや赤ブドウの果皮などに含まれるポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用もあわせ持っています。

人だけでなく生物にはサーチュインと呼ばれる長寿遺伝子が眠っています。この遺伝子は飢餓などの過酷な環境によって目覚める遺伝子なのです。摂取カロリーを制限することによっても目覚めさせることができますが、現代の豊かな食生活の環境では実行が難しいです。

しかし、研究によって長寿遺伝子を目覚めさせる作用がある物質が見つけられました。それがレスベラトロールなのです。人の体は約60兆個の細胞で構成されています。細胞は常に分裂を繰り返して、新しい細胞に置きかえられますが、加齢によって死滅する細胞が増加することによって老化が進みます。

レスベラトロールによって長寿遺伝子が活性化されると細胞分裂をコントロールするDNAを保護する作用があります。DNAの保護によって正常な細胞分裂が促進されると死滅する細胞が減少して、その結果いつまでも若々しい細胞が維持されて長寿につながるのです。

レスベラトロールがあわせ持つ抗酸化作用は生活習慣病や動脈硬化などの予防や改善にも効果があります。フランスなどの高脂質の食生活でも動脈硬化が少ないことをフレンチパラドックスといわれていましたが、これに、赤ワインに豊富に含まれるレスベラトロールが関与しているのではないかと考えられています。

また、レスベラトロールは細胞内でエネルギーの産生に係わるミトコンドリアの活動を活発にするだけでなく、ミトコンドリアを増殖させる働きがあり、細胞のエネルギー産生が増加すると生命力のアップにつながります。レスベラトロールは遊離脂肪酸の燃焼も促進するので、コエンザイムQ10などといっしょに摂取するとダイエットにも効果があります。